妊娠中のヘアカラーは大丈夫?ダメなら?美容師目線の代替案とは?

ヘアカラーの悩み・オシャレ染め

妊娠中のヘアカラーは可能なのでしょうか?実は美容師や産婦人科医の間でも意見が分かれています。

そこで、代表的な意見と心配なときの代替案を美容師目線でご紹介します。妊娠中でヘアカラーを迷っている方、ヘアカラーも安心感も諦められない方は是非参考にしてみて下さい!

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美容師によって妊娠中のヘアカラーには賛否が分かれる

妊娠中のヘアカラーには美容師の間でも賛否が分かれています。

美容師さんによっては全然大丈夫と言う方もいれば、やめた方がいいと言う方もいます。しかし、どちらの美容師さんにも下記の2つは共通認識のようです。

1・妊娠中は髪にかかる負担が大きい

妊娠中は髪質が変わることが多く、ほとんどのパターンではパサつきや枝毛など、良くない方向に変わることがほとんどです。

また、その原因は血行不良、ホルモンバランスなど様々な要因が考えられます。

ブリーチなどのハイトーンカラーは通常時でも髪にかかる負担が大きいので妊娠中は避けた方が良いかもしれません。

すでにハイトーンにしている方もトリートメントでケアして髪質の変化に備えたほうがよいでしょう。
その際は香料が強すぎないものを選ぶようにしましょう。

2・妊娠中のヘアカラーは頭皮にも負担がかかる

妊娠中は頭皮の状態も通常時とは異なります。普段ヘアカラーで刺激を感じない方でも刺激を感じてしまうことがあります。

カラー剤は明るくなればなるほど頭皮や髪に対する刺激が強くなるので、頭皮保護用のクリームやスプレーをカラー前に塗布したほうが良いでしょう。

ただし、頭皮保護用のクリームやスプレーを取り扱っていない美容室もあるので事前に確認をすることをおススメします。

また、薬品の匂いや長時間座っていることへの負担も美容師さんたち共通の不安要素です。

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産婦人科医によっても妊娠中のヘアカラーには賛否が分かれる

賛否が分かれるのは美容師だけではありません。産婦人科医の先生によってもヘアカラーに対するアドバイスは全く違います。

ベテラン美容師(歴18年)の筆者が経験してきた事例としては「妊娠中にヘアカラーなんてとんでもない!絶対ダメ!」というお医者様もいれば「ヘアカラーしないのがストレスになるならむしろした方が良い!」という意見まで様々です。

・担当医のアドバイスを聞いてから美容室へ

私たち美容師は髪と頭皮のプロではありますが、医者ではありません。

髪と頭皮の状態は分かっても体の状態は判断できないので、美容室でヘアカラーの予約をする前に担当医のアドバイスを聞いた方が良いでしょう。

妊娠中のヘアカラー、美容師の見解

ここからは一人の美容師としての個人的な見解です。美容師さんによって意見が大きく異なるので参考の一つとしてとらえていただけると嬉しいです。


個人的には「妊娠中のヘアカラーは決しておすすめしません」と同時に「お客様の担当医が良いと言えばやります」というスタンスをとっています。

しかし、「どうしても今日しかムリ!」と言われた際は下記のような代替案を提案することにしています。

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妊娠中はハイライト、ローライトがおすすめ

ここまで読んで「やっぱりカラーはあきらめようかな?」「それでもカラーしたい!」など色々な意見があるかと思います。そこで代替案として筆者が提案したいのはハイライトとローライトです。

ハイライトやローライトであれば頭皮に直接カラー剤を付けるわけではないので安心です。また、全体を染めるわけではないので選ぶ色によっては髪のダメージを軽減できる可能性もあります。

そもそもハイライト、ローライトってなに?という方は下記の記事を先に読んでから続きを読み進めていただけるとうれしいです。


上の記事を読んでいただくと、ハイライト、ローライトというものがどういうものかお分かりいただけたかと思いますが、ハイライトやローライトを入れておくと根元のプリンや退色も気になりづらいので非常におすすめです。ただし、一つだけ注意が必要です。

・ハイライトはブリーチ無しで注文がおススメ

ハイライトは通常はブリーチ剤を使うことがほとんどですが、ブリーチ剤を使ってしまうとその後通常のヘアカラーをする必要があるので結局髪と頭皮に与える刺激が同じになってしまいます。

選べる色には制限が出てしまいますが、ブリーチ無しのハイライトが安全面を考えるとおすすめです。

妊娠中にカラーをやめて根元の白髪が目立つ方へ

白髪が無い方や少ない方なら上記の方法で良いと思いますが、白髪が多い方ではどうしても根元の白髪が気になってくるかと思います。

そのような方には、白髪隠しのコンシーラーがおススメです。
詳しくは下記の記事に書いてあるので是非参考にしてみて下さい。