髪にハイライトのカラーは写真映えもするし、イメージをガラッと変えられて、動きも出やすいし美容室でも大人気のメニューです!
また、ハイライトを入れておけば、根元のプリンも目立ちにくく、白髪も目立ちにくくなる、透明感も出やすいなどいい事づくめ!
そんな魅力たっぷりのハイライトですが、デメリットはないの、、、?
ハイライトとは?薬剤はブリーチ使う?ハイライトのみでも注文可能?美容室で料金と注文方法は?4つの注意点などを現役美容師が徹底解説します!
髪のハイライトとは?
「ハイライト」とはメイクや絵画の用語でも使用される言葉です。
髪の毛の場合は、ブリーチ剤やヘアカラーを使ってベースの髪色より明るい部分を作ることを言います。
ハイライトは基本的に筋状に入れることが多く、人によってはメッシュと呼ぶこともあります。それによって、立体感を演出したり動きや軽さを表現することもできます。
髪を部分的に明るくするので、全体に占めるハイライトの割合(明るい部分)が増えると髪全体が明るくなります。
つまりハイライトを多く入れれば入れるほど全体の髪色は明るくなります。
ハイライトは、周りの髪(ベース)のカラーが暗ければ暗いほど目立ちやすくなるというのが特徴です。施術する際の例を挙げると、
・ハイライトをハッキリ出したい場合:ベースの髪色暗め+ハイライト明るめ
・ハイライトを自然に見せたい場合:ベースの髪色明るめ+ハイライト暗め
というような組み合わせになります。
また、ハイライトをより引き立たせるためにローライトという技術と組み合わせて施術することもあります。
美容師的な目線から見ても技術とカウンセリングの難易度が高い施術なので、信頼出来る美容師さんにお願いすることを強くオススメします。
ハイライトはブリーチ使う?普通のヘアカラー剤でもできる?
通常「ハイライトお願いします」と言われたら、多くの美容師さんはブリーチ剤を使うことを連想します。
もちろん普通のカラー剤でのハイライトも可能ですが、明暗の差が少ないのであまり目立ちません。
また、ヘアデザインやコンディションによってはブリーチ剤と普通のヘアカラー剤を混ぜてハイライトを入れることもあります。
ハイライトのみでも可能?
ブリーチを使わないのであればハイライトのみでも可能ですが、ブリーチを使うのであればハイライトのみの施術はオススメしません。
下記のブリーチについての記事でも説明していますが、ブリーチを使ってのハイライトのみでは髪が黄色くなります。
黄色味を抑えるためにハイライトをする場合は、ハイライト後にもう一度カラーをする場合がほとんどです。
ハイライトの料金と注文方法は?
ハイライトの料金は基本的にハイライトをたくさん入れれば入れるほど料金も高額になります。逆に「前髪だけ」など部分的な場合は金額も抑えることができます。
また、基本的にハイライトを入れた後にもう一度カラーをするので通常のヘアカラーよりも高額になります。具体的には
①ブリーチ有りハイライト多い+普通のカラー有り
②ブリーチ有りハイライト少ない+普通のカラー有り
③ブリーチ無しハイライト多い+普通のカラー無し
④ブリーチ無しハイライト少ない+普通のカラー無し
①が一番高額で、④が一番低価格です。
ただし、ご注意いただきたいのは
1、ハイライトをたくさん入れないとできないデザインかどうか美容師にしか分からない
2、来店時の状態によって金額が変わる
という2点です。ヘアスタイルの写真を見せてハイライトの注文をする前提で説明します。
1、ハイライトをたくさん入れないとできないデザインかどうか、美容師にしか分からない
一見すると少ししかハイライトを入れていないデザインでも実はたくさん必要だったり、逆にハイライトがくっきり見えるデザインだからたくさん入れる必要があるかと思いきや少しで済んだりと、美容師以外にハイライトが必要な分量を見極めるのは非常に困難です。
また、デザイン的にローライトを入れる必要がある場合にも料金は大きく変動します。
2、元の髪の状態によってハイライトの金額が変わる
ハイライトが必要な分量は元々(来店時)の髪の状態とやりたいデザインによってかなり変わります。
元々の髪の状態と理想のハイライトとの違いが大きければ大きいほど工程も増えるので料金も高額になる可能性が高いとも言えます。
以上のことから、やりたい髪色は一つに絞らずに複数の選択肢を用意して美容師さんに写真を見せながら相談しましょう。
また、ブリーチ剤を使うハイライトなのか、ブリーチが必要ないハイライトなのかによってもかなり料金が変わるのである予算にはゆとりを持っておくことをオススメします。
ハイライトの4つの注意点
ハイライトには技術難易度が高い、料金が割高なこと以外にも4つの注意点があります。ハイライトでの失敗を避けるためにも4つの注意点に気を付けて下さい。
1・ハイライトはダメージする
ハイライトに限らず、ヘアカラーは明るければ明るいほど髪への負担が大きくなります。ブリーチ剤を使うハイライトの場合は特に傷みやすくなるので要注意です。
また、美容室来店時にすでに髪の状態がかなり傷んでいるようであれば、美容師さんにハイライトを断られてしまうこともあります。
2・ハイライト後にはパーマができなくなることもある
特にハイライトでブリーチ剤を使った場合は、その後のパーマや縮毛矯正を断られる場合があります。パーマや縮毛矯正を検討中の方はハイライトを控えておいた方が良いかも知れません。
パーマや縮毛矯正を検討中の方は、ハイライトを入れる前にその旨を美容師さんに伝えるようにしましょう。
3・デザインによってはプリンが目立つ
一般的にハイライトは根元のプリンを目立たせなくする効果が期待できますが、ハイライトの入れ方や明るさ、元の髪の状態によっては逆にプリンを目立たせてしまうこともあります。
難易度が高い施術だからこそ、失敗を防ぐためにも美容師さんとのコミュニケーションが重要です。
また、髪色だけではなく髪型次第でも根元のプリンの目立ち具合は変わります。詳しくは下記の記事を参考にしてみて下さい。
4・ハイライト自体が白髪に見えることもある
ハイライトを入れると白髪が目立ちにくくなることがありますが、逆にハイライト自体が白髪に見えてしまうこともあります。
そもそも、白髪をぼかすためにハイライトを入れる場合は、ハイライトを白髪に近い明るさにする必要があるためです。
最終的な仕上がりイメージと、白髪っぽくならない方がよいという希望を美容師さんとしっかり共有しておくと失敗のリスクが減らせます!
ハイライトで髪がダメージしたら?
ブリーチを使う、使わないに関わらずハイライトは明るい薬剤を使うので髪に負担がかかりやすい施術です。
トリートメントなどでしっかりダメージ対策をすることが大切です。