【オシャレ染め編】市販のヘアカラーやブリーチでプリンをなじませる4つのコツ【根元直し】

リタッチ幅が広い場合のリタッチヘアカラーの悩み・オシャレ染め

美容室に行きたくてもいけない時に気になるのが伸びてきたカラーのプリンじゃありませんか?全体を毎回染めるとギシギシになっちゃう!でもプリンは気になる!
市販のヘアカラーでリタッチカラーをする際のコツをのベテラン美容師が写真付きで分かりやすく解説します。

根元のリタッチカラーは難易度が高いのでご自分で染めるのは正直お勧めしませんが、どうしようもないときに染めるのであれば是非目を通しておいていただきたい内容です!

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1.ヘアカラーの商品はクリームタイプを選ぶ


まず、ヘアカラーの選び方が重要です。薬剤の明るさが自分に合っていることはもちろんですが、重要なのはクリームタイプの1剤と2剤を混ぜるタイプを選ぶことです。※明るさの選び方に関してはメーカーによって発色が違うのでここでは言及しません


泡タイプのカラーリングが人気ですが、泡タイプは根元から毛先までの全体を染めるのには向いていますが、根元のリタッチ(プリン)だけを染める場合にはあまり向いていません。クリームタイプの方が粘性(粘り気)があるので、根元だけを塗りたい時に向いています。
逆に泡タイプは粘性がなく、毛先にも付きやすいので薬剤選びは慎重にしましょう。

2.すでに明るい部分に1センチほどオーバーラップすると色が馴染む


根元のリタッチだけをする場合は、伸びている地毛の部分だけではなく明るい部分にも1cmほど被せてカラーを塗りましょう。これを専門用語でオーバーラップと言います。
言葉では伝わりづらいので下の写真を参考にしてみて下さい。


明るい部分にオーバーラップ


オーバーラップしないできっちり地毛の部分だけ塗ってしまうと、塗りムラができてしまい、場合によっては黒い線が見えてしまうこともあります。

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3.3~4センチ以上のリタッチなら時間差で2度塗り


もし以前のカラーからすでに2か月以上経っていて3~4cm以上根元が伸びているようであれば、時間差で二度塗りする必要があります。


時間差で二度塗りとはどういう意味かというと、①地肌から1~2cm空けて塗る※薬剤は後で根元を塗る用に残しておく②5~10分後に地肌から1cmの根元を塗るということです。


文章ではよく意味が分からない方は、下の写真を合わせてご覧いただくと分かりやすいかもしれません。


リタッチ幅が広い場合のリタッチ
リタッチ幅が広い場合は二度塗り


リタッチ幅(プリンの部分)が広い方で二度塗りをしなかった場合、地肌に近い部分だけが明るくなってしまう逆プリンになる可能性が高いです。※地肌付近は温度が高いので明るくなりやすい


ただし、この方法は難易度が高いので、2度塗りしなくても済むくらいの頻度(~1か月半)でリタッチカラーをした方が失敗が少なくてすみます。

4.ハチより上は細かく分けてカラー剤を塗る


ハチより上の部分、特に分け目付近はムラが目立ちやすい部分なので細かく分けとって(ブロッキング)染めたほうが失敗しにくいです。
また、ハチの位置が分からない方は下記の記事に詳しく説明してあるので是非参考にしてみて下さい。

まとめ


市販のカラー剤を使ったセルフカラーの場合、根元から毛先の全体を染めるよりも、根元のリタッチだけを染める方が難易度は高くなります。また、根元がそんなに伸びていない状態よりも根元が3センチ以上伸びているリタッチカラーの方が難易度は高いです。


つまり失敗するリスクが高い順にいうと①リタッチ幅(伸びたプリン)が長いリタッチカラー②リタッチ幅が短いリタッチカラー③全体染めの泡カラーの順番です。


セルフカラーでの失敗例で多いのは、根元だけキンキンに明るくなってしまう「逆プリン」状態が多いです。
ちなみに、逆プリン状態はセルフカラーだけが原因ではありません。そのあたりは下記の記事に詳しく書いてあるのでそちらも併せてご覧ください!

※この記事はセルフカラーを推奨するものではございません。もし失敗しても当ブログは責任を負いかねますのでご了承ください。

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