コールドパーマの料金、注文法、メリット、持ち、失敗しやすい髪質など4つの特徴

パーマ

「パーマの種類はどうしますか?」「コールドパーマ、コスメパーマ、デジタルパーマ、エアウェーブどれにしますか!?」

なんて美容師さんに聞かれても、頭の中がパニックですよね?そんなに種類があるの?

「普通のパーマでいいんだけど!そもそもコールドパーマってナニ?」なんて思ったことはありませんか?

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コールドパーマの料金、注文法など

普通のパーマ=コールドパーマです。

ですが、サロンによって呼び方が全然違うことが混乱させてしまう原因です。

また、普通のパーマといっても特徴があります。その特徴を知らないと失敗のリスクが増します。

しかも、コールドパーマの中でもさらに種類があるからややこしい、、、

この機会にコールドパーマの料金、注文方法、メリット、持ち、失敗しやすい髪質について知っておいてください!

予備知識:美容室によって「コールドパーマ」の呼び方と料金が違う

美容室の料金表などにシンプルに「パーマ」と記載されていれば、そのほとんどが「コールドパーマ」です!


シンプルに「パーマ」または「コールドパーマ」と料金表に記載してあれば分かりやすいのですが、
料金表には「パーマA」「ベーシックパーマ」「デザインパーマ」「クリニックパーマ」「スタイリングパーマ」などなどお店独自の特殊な呼び名が付けられていることがほとんどです。

美容室によってはパーマ液の薬剤名をメニューの名前にしているお店もあります。


なので正直、美容師から見ても他店のパーマの種類はどれがシンプルなコールドパーマなのかよく分かりません!

一般の方が混乱するのも当然ですよね?

画像提供:oceans横浜
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・料金表での見分け方

料金表を見た時にパーマの項目の1番上(トップ)に記載されているのがほとんどのサロンではコールドパーマです。

特徴としてはパーマの項目の中では1番金額が安いもので、「部分パーマ」「ポイントパーマ」などと書いてあるメニューは『コールドパーマを部分的にかける』という意味です。

・料金は美容室によって全然違う

コールドパーマに限ったことではありませんが、パーマの料金は美容室によって全然違います。

4000円前後〜10000円越えまでと幅広く、その内訳は技術料と薬剤の仕入れ値(ブランドや質)の違い、処理剤(パーマをしながらタンパク質を補うもの)などの違いです。


ただし、金額が高いから成功するということも一概には言えず、美容師さんの技術力や知識、カウンセリング力の方が大きなカギを握っています。※手触りやツヤは変わります

また、パーマは技術難易度が高いメニューなのでパーマが得意な美容師さんを見つけられると成功確率は飛躍的にアップします。

・注文は「コールドパーマ」または「普通のパーマ」で伝わる

上記した通り「コールドパーマ」を美容室オリジナルの名前で打ち出しているサロンが多くあります。

なので、注文方法で悩む方が多いかと思いますが、注文は「コールドパーマはどれですか?」または「普通のパーマでお願いします」で全く問題ありません。


注文方法はそれで問題ありませんが、コールドパーマについて知らないと失敗に結びつく可能性があります。

予備知識の解説が長くなってしまいましたが、ここからいよいよ本題のコールドパーマの特徴に入っていきます。

コールドパーマ、メリット、持ち、失敗しやすい髪質など4つの特徴

1.コールドパーマのメリット

コールドパーマにはいくつかのメリットがあります。代表的なメリットを4つご紹介します。

1-1.比較的柔らかい質感が得られる


コールドパーマは比較的柔らかい質感が得られるパーマです。

比較的と述べているのはデジタルパーマと比べて柔らかい質感が得られると言う意味で、多種多様なパーマの中で最も柔らかい質感という意味ではありません。

また、後ほど触れますが、コールドパーマの中にも種類があり、コスメ系パーマと呼ばれるパーマの方が柔らかい質感になりやすい傾向があります。

1-2.比較的トップにボリュームを出しやすい


こちらも比較的という表現になってしまいますが、トップ(頭頂部)にボリュームを出しやすいパーマの種類の一つです。

ただし、クリープパーマと呼ばれる種類のパーマ(コールドパーマから派生したパーマ、進化したコールドパーマのようなもの)の方がさらにトップのボリュームには向いています。


トップにボリュームを出すための記事(クリープパーマについても触れている)は下記に詳しく書いてあるので、髪が薄いのが悩みでパーマを検討している方は参考にしてください。

1-3.早い

コールドパーマは工程がシンプルなので短時間で施術できます。

一時間半~二時間(かかりづらい方やデザインによってはもう少しかかる)くらいが大体の目安だと思います。

1-4.安い

予備知識の項目でも説明しましたが、ほとんどの美容室でパーマメニューの中で一番低価格なパーマはコールドパーマです。

上で軽く触れたコスメ系パーマやクリープパーマは大きく分類するとコールドパーマの仲間ですが料金は割高です。

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2.ヘアカラーと同じ日にできるコスメ系パーマとは?


ここからはちょっと専門的な内容になりますが、徹底解説します。
コスメ系パーマ(化粧品分類のパーマ液)は薬事法改正で使用できるようになった新しい種類のコールドパーマです。


コールドパーマの薬剤は大きくわけて「医薬部外品」と「化粧品」の2種類があります。※さらに医薬部外品の中でも数種類、化粧品の中でも数種類に細分化できますが混乱を避けるために割愛します


化粧品分類のパーマ液(コスメ系パーマ)はヘアカラーと同時に施術することが可能ですが、医薬部外品のパーマ液(昔ながらのパーマ液)はヘアカラーとの同時施術はできません。

なぜなら薬事法(薬機法)で禁止されているからです。

ただし、髪の状態や傷み具合によっては化粧品分類のパーマ液でも同時施術を断られることもあります。


また、ここまで読むと化粧品パーマであるコスメ系パーマが優れているような印象を受けるかもしれませんが、そうとも言えません。

一般的に医薬部外品の方が強くかかりやすく、化粧品のパーマ液の方がかかりが弱い傾向があります。

なので、髪質や状態によっては昔からあるコールドパーマ(医薬部外品パーマ)の方が向いていることも多々あります。

3.コールドパーマは持ちは悪いが髪質によっては持ちがいい

コールドパーマは医薬部外品パーマ、コスメ系パーマに限らず、デジタルパーマやクリープパーマに比べると持ちはあまり良くありません。

また、デジタルパーマやクリープパーマが濡れてる時と乾いた時でパーマの強さがあまり変わらないのに対して、コールドパーマは髪が濡れている時が一番パーマが強く、乾くとパーマがゆるくなる(ダレる)という特徴があります。


特に直毛の方ではあまり持ちは良くありません。
しかし長持ちする髪質の方もいます。それはくせ毛の方です。

詳しくは下記で説明するので読み進めてください。

4.コールドパーマで失敗しやすい髪質


コールドパーマで失敗が多い髪質はズバリくせ毛です。

特に強いくせ毛の方はかかりすぎる可能性があります。

強いくせ毛の方でコールドパーマがかかり過ぎると、地毛のくせよりも強いカールになって、しかも全然取れません。良く言うと長持ちです。

 
なので、強いくせ毛の方でゆるふわパーマをご希望の方にはコールドパーマは向きません。※クリクリにかけるなら問題ないことが多い


髪質が以下の状態の方は特に要注意です。コールドパーマをかける前に美容師さんにしっかり相談しましょう!

4-1.強いうねりがある髪質

強いうねりがある髪質の方がゆるふわコールドパーマをかけるとクリクリになる可能性があります。

4-2.広がりやすい髪質

広がりやすいのが悩みの方はコールドパーマでさらに広がることが予想されます。

4-3.パサつきやすい髪質

カラーやパーマなどの施術をしたことが無いのに、元からパサつきやすい髪質の方はくせ毛が混ざっている混合毛と呼ばれる髪質(くせ毛の一種)の可能性があります。

混合毛の方はコールドパーマでパーマのかかりムラが出やすい髪質の可能性が高いので、美容師さんに髪質を見てもらいましょう。一見すると直毛っぽくて判断が難しい髪質です。


また、強いくせ毛の方にはデジタルパーマの方が向いている傾向があります。デジタルパーマとコールドパーマは全くの別物なので詳しくは下記の記事を参考にしてみてください!

あなたのパーマが成功することを願っています!