「以前レザー(カミソリ)カットされた時にすごい髪の毛が傷んじゃって~」みたいな話って、美容室ではよく聞く話です。
本当にレザーカットは髪の毛が痛むのでしょうか?
レザーカットにトラウマを抱えている方や、髪の毛のダメージに敏感な方は、ぜひ続きをご覧ください。
1.美容師のカミソリの手入れ次第では髪の毛が傷む
レザー(カミソリ)には大きく分けて、替刃のレザーと本レザーと言って刃を変えないタイプのレザーの2種類があります。
2020年現在は替刃のレザーが主流で多くの美容師さんが使っています。
しかし、替刃のレザーは切れ味が悪くなるのが早く、こまめに刃を取り替えないと、髪の毛を痛めてしまう原因になる可能性があります。
髪の毛を傷ませないようにカミソリの刃をマメに替える美容師も多い
筆者の友人の美容師さんにもレザーカットにこだわりを持っている方が多数いますが、皆さん切れ味にもこだわりを持っていて、お客様毎に刃を取り替えたり、髪質によっては1人のお客様にはお二枚使う場合もあるそうです。
そのようにこまめに刃を取り替えている美容師さんであれば髪を傷める心配は全くと言っていいほどありません。むしろ切れ味の悪いハサミを使っている美容師さんよりも、髪を傷めないとすら言えます。
※筆者はハサミ(シザー)を使うタイプの美容師なので、レザーカットはほとんどしない
ただし、刃をこまめに変えない美容師さんに当たってしまうと、最悪です。
美容師目線でいうと、レザーが悪いのではなく、それを使う美容師さんのメンテナンスが行き届いてないから髪を傷めてしまうと言えます。
2.カット中に髪の毛が引っ張られたら傷んでるかも?
切れ味の良いレザー(カミソリ)は切られている感覚がほとんどないほど、気持ちよくサクサクと切れます。
それに比べて切れ味の悪いレザーは、ジョリジョリ(ブチブチ?)と気味の悪い音を立てて引っ張られる感覚があります。
痛いくらい引っ張られるようであれば、髪の毛も悲鳴を上げている可能性が高いです。
3.どうしてもカミソリが嫌だったらハサミで切ってもらおう
レザーをメインで使っている美容師さんでもほとんどすべての方は、ハサミで切る技術も持っています。
レザーカットにどうしてもトラウマを持っている方や、切られてみて引っ張られる感覚があった場合は、ハサミでカットしてもらえないか、美容師さんに相談してみることをおすすめします。
カミソリで髪の毛が傷んでしまったら?
レザー(カミソリ)でカットしたのが原因で髪の毛が傷んだと感じたらしっとりタイプのトリートメントを使うのがおすすめです。
また、すでに傷んでしまっている髪はレザー(カミソリ)で切った切り口がさらに傷みやすくなってしまうので、普段から傷ませないためのケアを心がけるのがポイントです。