トリートメントはやる意味ない!?効果が実感できない髪質と対策を美容師が解説!

トリートメント・コンディショナー

美容室のトリートメントはやる意味がないってネットで見かけたけど、本当?

1回のトリートメントで数千円もかかるのに意味がないなんて悲しいですよね?そんなことあるのでしょうか?

実は一部の美容師さんの中にも、美容室のトリートメントはやる意味がないと言っている方がいるのは事実です。

筆者個人はトリートメントはやる意味があると思っている派の美容師ですが、トリートメントの効果を感じにくい髪質の方も実際にいます。

できる限り中立に、リートメント反対派の意見も紹介しつつ、トリートメント効果が実感できない方に向けても解説していきます。

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トリートメントは意味がない派の主な意見

トリートメントが意味がないと言う美容師さんの主な意見としては、髪の毛は肌と違って既に死んでいる細胞(死滅細胞)なので、生き返ることはないということです。

つまり、死んでしまった細胞に外側から栄養分を補給してコーティングしても生き返らないのだから、意味がないという意見です。

トリートメントに意味があると思う3つの理由

ここからは美容師さんの中でも意見が分かれるところですが、筆者個人としては美容室でトリートメントをすることは意味があると思います。

その理由は大きく分けて三つあります。

・髪は死滅細胞だからこそ外側から補ってあげなければいけない

髪の毛は死滅細胞で1度傷んでしまうと、自己修復力がないことは、美容師であれば誰でも知っている常識です。

ただし、死滅細胞だから栄養分を補給しなくていいとは考えていません。

肌を例にすると、ターンオーバーを繰り返して自己修復力がある肌ですら、化粧水や乳液で栄養分を補給しますよね?

逆に髪は自己修復力がないからこそ、外部から補ってあげないと傷みっぱなしになってしまうと考えています。

・トリートメントした方が見た目が良い

美容室のトリートメントは髪の内部を補強した上から髪をコーティングします。
そのため、トリートメントをしていない方に比べて髪にツヤが出ます。

単純に見た目が悪いより見た目がいい方がいいですよね、、?

・トリートメントを頻繁にする人のほうが状態が良い

筆者は美容師歴約20年です。20年も美容師をやっていると、1人1人のお客様との関わりも数年単位になってきます。

その中には頻繁にトリートメントをされる方と、一切トリートメントをされない方の両方のお客様がいらっしゃいます。

年単位でお客様と関わると、頻繁にトリートメントをされる方とされない方では髪の状態の変化に当然気づきます。

そして、やはり見比べてみると、似たような髪質の方でも頻繁にトリートメントをされるお客様の方が髪の状態が良いケースが圧倒的に多いです。

ただし、中にはトリートメントの効果が実感できない髪質の方もいるので要注意です。

詳しくは下記で述べるので、このまま読み進めてみてください。

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トリートメントの効果が実感できない髪質とは?

ここまでで美容室のトリートメントは意味があるという主張をしていますが、トリートメントの効果が実感できない方も一定数います。

そういう方の髪質の多くが、くせ毛の1種である混合毛(混合髪)と呼ばれる髪質で、一見すると直毛っぽいのですが数%~数10%のくせ毛が混ざっているような髪質です。

ぱっと見は全体が真っ直ぐだったり緩いくせ毛だけど、近づいてよく見てみると、ウネウネした強いくせ毛が混ざっている状態の髪質です。

その様な方がダメージが原因で髪がパサついているのではなく、実は髪は健康だけども、くせ毛が原因で髪がパサついているケースがあります。

また、こういった髪質の方は加齢と共に後天的に強くなることもあるので、以前よりトリートメントが効きづらくなったと感じることもあるかもしれません。

「パーマもカラーもしてないのに、なぜか髪がいたむ」
「年齢とともに髪が傷みやすくなった」
などと感じる方は、混合毛を疑ってみても良いかもしれません。

トリートメントをしても効果が実感できない人への対策

トリートメントをしても効果が実感できない方は上でも述べた通り、混合毛などの隠れくせ毛の可能性が高いです。

その様な方は、縮毛矯正やコスメストレートパーマなどのメニューの方がサラサラ感やツヤ感を感じることができる可能性が高いかもしれません。

ただし、当然ですが、自分の髪質を自分で判断するのは難しいので、担当の美容師さんに美容室のトリートメントで効果を感じづらいことをしっかり伝えて相談することを強くおすすめします。

また、家で使うシャンプーなどのホームケア商品を変えることも長期的な改善策として有効だと思うので、気になる方は下記の記事を参考にしてみてください。

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