ドレッドヘアとは?臭い?洗えない?乾かし方は?2種類の作り方など徹底解説

髪型の選び方
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ドレッドヘアはレゲエミュージシャンの髪型として有名です。

また、ジャマイカの土着宗教とキリスト教が結びついた(諸説あり)ラスタファリ運動と呼ばれる思想運動を支持する人々(ラスタマンと呼ばれる)のヘアスタイルを指します。

ドレッドヘアはドレッド・ロックスなどとも呼ばれ、ラスタマンは思想的に髪に刃物を当てるのを禁止されているため伸ばし続けた縮毛を編んで形にします。

ちなみに、この記事を書いている美容師である筆者は20年ほど前に短期間ですがドレッドヘアにしていた経験があるので、日本人の髪質でドレッドヘアにする際の注意点やデメリットなども併せて紹介します。

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ドレッドヘアは黒人文化との結びつきが強い髪型


冒頭でも述べた通り、ドレッドヘアの歴史自体がラスタファリ運動の思想に成り立っています。

その思想(主義)の中の一つに、アフリカ回帰や奴隷解放というものがあります。
※それだけではないが長くなるので割愛

つまりアフリカから奴隷としてジャマイカに連れてこられた黒人の髪型がルーツにあり、権力との闘いを表現した髪型ということです。

なので、髪質的にも黒人の髪質に向いていて、アジア人の髪質にはあまり向きません
そのあたりは後程詳しく解説します。

ファッションとしてのドレッドヘア


ドレッドヘアはファッションとしても世界的に人気の髪型です。
海外に旅行したことがある方であれば分かると思いますが白人やアジア人でもドレッドヘアにしている方をたまに見かけます。

もともとは黒人文化の中で生まれたドレッドヘアですが、世界中の様々な人種の人に親しまれている髪型の一つでもあります。

ただし、ブラックミュージックやブラックカルチャーへのリスペクトが無いと本場の方たちから「文化の盗用」とみなされることもあるかもしれません。
ご注意ください。

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ドレッドヘアのデメリット


目立つ、かっこいい、スタイリングが楽、海外で話しかけられる機会が増える、外国人の友達が増える(?)などのメリットがたくさんあるドレッドヘアですが、デメリットも沢山あります。

筆者の体験をもとにしたデメリットをいくつかご紹介します。

・海外旅行の入国審査が長い

ドレッドヘアにしていると海外旅行の入国審査に時間がかかる可能性があります。

筆者も以前ドレッドヘアでヨーロッパに旅行に行った際、周りの人たちはどんどん通過していくのに自分だけかなり時間がかかりました。

服装なども関係すると思いますが、見た目的に怪しまれたのでしょうか、、、?

・日本では職務質問される機会が増える

同じく日本国内でも少し怪しまれるようで、警察官からの職務質問を受ける可能性があります。筆者もドレッドにしていた2~3か月の間に2回職務質問にあいました、、、

そのかわりクラブなどの音楽イベント(特にレゲエ、ヒップホップ系)では日本人、外国人問わず優しく話しかけてくれる人が増えます。

・くさい

ドレッドの種類やお手入れ方法によっては頭が臭うことがあります。

地毛でドレッドヘアにした場合よりも、エクステンションでドレッドヘアにしたほうが地毛のドレッドに比べて乾きづらいので、生乾きの臭いを感じることがあります。

生乾き対策には吸収性の高いマイクロファイバーの速乾タオルは必須アイテムかもしれません。

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また、ドレッドの種類とにおいの問題については後ほど解説します。
※人によって臭いは差があります

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・かゆい

人によっては頭皮にかゆみを感じることがあります。
普通の髪型でもすでにかゆみがある方はやめておいた方が良いかもしれません。

・ちょっとハゲる?

もちろん人にもよると思いますが、ちょっと髪が薄くなる可能性は否定できません。

ドレッドヘアの種類問わず地肌は引っ張られるので頭皮に良いか悪いかの二択で言うと良くはないと思われます。
※専門用語でけん引性脱毛症という

また、普通の髪型ほどガシガシにシャンプーもできないので頭皮に油分が溜まってしまう可能性は高いでしょう。

ドレッドヘアに挑戦するなら頭皮ケアもいつも以上に念入りにされることをおすすめします。

ドレッドヘアはシャンプー出来る?


ドレッドヘアも洗えます。
ただし、通常のシャンプーのようにガシガシ頭皮を洗うのは不可能です。

洗い方としては、バケツ(洗面器)を使い、お湯にシャンプーを溶かして頭皮をモミ洗い(すすぎ残しに注意)またはドライシャンプーを使う、などの方法があります。

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また、洗うという意味では違いますがココナッツオイルを頭皮に塗ってニオイを誤魔化す方もいます。

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・乾かすのが大変

ドレッドヘアは乾かすのがものすごく大変です。
というか、かなり乾きづらく、乾かさないと臭いの原因になってしまうので困ったものです。
乾きが甘いと、梅雨時の洗濯物(悪く言うと雑巾?)にも似た悪臭を放ちます。

・ドレッドヘアの乾かし方

ドレッドヘアに限らず、髪を乾かす際はタオルドライが非常に大切です。
タオルドライが不十分だと、いくらドライヤーをあて続けてもなかなか乾きません。

また、上記でも軽く説明しましたが臭い予防や時短のためにもマイクロファイバーの速乾タオルを使用することを強くおススメします。

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ドレッドヘアを乾かす4つの手順

①地肌付近の根元の水分をタオルでしっかり吸い取る
その際はこすらずに、タオルを頭皮に優しく押し付けるイメージで水分を吸収する。えりあし、耳うしろ、もみあげは特に乾きづらいので念入りに。

②ドレッドの束を数本ずつタオルで包み、手のひらで「ポンポン」と優しく叩く。

③タオルドライがしっかり出来たことを確認してからドライヤーを使う。
軽く握っても水分が染み出てこないくらいが目安。
水滴が垂れてくるようであればタオルドライが足りていない。

④頭全体を筒状にタオルで包み(ドレッドをタオルで巻くイメージ)、タオルの中にドライヤーの吹き出し口を突っ込んで乾かすとタオルの中で風が循環するので早く乾く。

という乾かし方が一般的です。

また、タオルドライでガシガシこすりすぎるとドレッドがほつれやすくなります。
エクステンションのドレッドの場合も抜けやすくなるので注意してください!

地毛でドレッドにする場合も、ソフトドレッドと呼ばれる比較的ナチュラルなドレッドはほつれやすいので要注意です。

ほつれるのが怖い方はディフューザーと呼ばれるドライヤーのノズルを使って髪を乾かすのもおすすめです。

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日本人の髪質でドレッドヘアにするにはアフロ必須?


日本人の髪質でドレッドヘアにする場合は、土台作りにアフロパーマと呼ばれる、かなり強めのパーマをかけることがほとんどです。

また、ドレッドでもいくつかの種類があり、その代表的なものを二つご紹介します。

アフロパーマに関しては下記の記事で詳しく説明しているので、是非参考にしてみてください。

・地毛アフロパーマ+地毛編み込みドレッド


地毛をアフロパーマにして、その後地毛のアフロをかぎ針を使って編み込みながらドレッドヘアにしていく方法です。

この方法では、事前にかなり髪の毛を伸ばしておく必要があります。
なぜならアフロにしている時点で、長さがかなり縮まった印象になるからです。

また、その後ドレッドに編み込んだ際にさらに短く感じるのでご注意ください。

・地毛アフロパーマ+エクステ編み込みドレッド


地毛をアフロパーマにした後で、ドレッドのエクステンションを編み込んでいく方法です。
この方法であれば、地毛の長さはそこまで必要とはしませんが、乾きづらいなどのデメリットがあります。

長さをあまり必要としないと言っても、アフロパーマにする時点で10センチ以上は必要なので、その点にはご注意ください。


また地毛をアフロパーマにしなくてもエクステンションを付けることは可能ですが、エクステンションへのなじみと持ちを良くするために、事前にアフロパーマをしておく方が圧倒的にオススメです。

また、エクステンションにはドレッドヘア用以外にも多種多様の物があります。詳しくは下記の記事をご覧ください。

経験者としてドレッドヘアはオススメできるか?

ここまで読むとデメリットの方が圧倒的に多そうなドレッドヘアですが、筆者が今まで生きてきて一番思い入れのあるヘアスタイルもまたドレッドヘアです。

ブラックミュージックやドレッドヘアのデザインが好きなのであれば一生に一度経験しておいて後悔しない髪型だと思います。


ただし、お手入れはエクステンションのドレッドヘアよりも地毛のドレッドヘアの方が楽なので、もしも挑戦されるのであれば、地毛のドレッドヘアの方が個人的にはオススメです。

一生の思い出に残る髪型を探している方は是非挑戦してみて下さい!

ちなみに、ほとんどの普通の美容室ではドレッドヘアはできません。

特殊系のハードパーマやドレッドヘア、ブレイズ専門店の扱いになるので、ドレッド取り扱い店を探すときは「お住まいのエリア+ドレッド」と入力して検索するとドレッドが可能な美容室が見つかるとおもいます!