パーマをかけた時などに、美容師さんから、
「自然乾燥で仕上げてくださいね!」
「自然乾燥だとパーマが持ちますよ!」
などと言われたことありませんか?
自然乾燥とは簡単に言うと『ほったらかしで髪が乾くまで待つ』乾かし方のことを言います。
とても簡単な自然乾燥ですが、自然乾燥だとハゲるとか、フケが出るとかネガティブなウワサもありますよね?
それって本当なのでしょうか?
自然乾燥でも頭皮トラブルを起こさないための予防策も合わせて美容師が解説します。
間違った自然乾燥は薄毛やフケなどの頭皮トラブルの元になる
誤解されやすいので先に言っておくと、自然乾燥自体が悪いわけではありません。
自然乾燥の『乾燥』が足りないと、薄毛やフケなどの頭皮のトラブルの原因になります。つまり、頭皮が湿ったまま寝てしまうのが頭皮トラブルの元ということです。
・頭皮が湿ったまま寝ると雑菌が繁殖する
髪や頭皮が濡れていたり湿ったまま寝てしまうと、寝ている間に頭皮に雑菌が繁殖してしまいます。
頭皮に雑菌が繁殖してしまうと、ひどい場合は、フケやかゆみ、ニオイなどの原因にもなります。
更に頭皮トラブルが悪化すると、ゆくゆくは抜け毛の原因にも繋がってしまうと考えられています。
つまり、自然乾燥でもしっかり乾かして寝てしまえば全く問題ないのです。ですが、自然乾燥だと乾くまでに時間がかかってしまいます。
また、髪は乾いていても頭皮は湿っていて雑菌が繁殖してしまうこともあるので気をつけてください。
自然乾燥の頭皮のトラブル2つの予防策
上記でも述べた通り、しっかりと乾かしてさえしまえばいいのですが普通にドライヤーで乾かしてしまうと、自然乾燥のような状態を再現することはできません。
そこで、これから紹介する2つの予防策を紹介します。
また、その以下2つの方法を組み合わせることでさらに時短にもつながり、自然乾燥の状態も再現することができます。
・速乾タオルで頭皮の水気をしっかり拭く
地肌の水分を吸収する感覚で、しっかりと髪の根元をタオルで拭くことをおすすめします。
特に髪の毛の量が比較的多く、皮脂も出やすい耳の後ろや襟足の辺りはしっかりと水気を拭かないといつまでも乾きません。
ミディアムヘア~ロングヘアの方は地肌を拭いた後に、タオルで髪を包んで優しくトントンと叩くように水気を吸い取ると良いでしょう。
また、その際はマイクロファイバー製の速乾タオルを使うと、圧倒的に早いので非常にオススメです。
・ドライヤーにディフューザーノズルをつけて髪と頭皮を乾かす
ディフューザーノズルってご存じですか?
美容室で自然乾燥を再現する時にドライヤーの先につけるアレです。先が傘状に広がったドライヤーのノズルです。
冒頭で自然乾燥はほったらかしにして乾かすことだと説明しましたが、美容室で自然乾燥を再現する場合は、時間短縮のためにディフューザーノズルを使います。
家庭用のドライヤーでも購入時に付属品として付いていることもあります。
ディフューザーノズルを使うと圧倒的に乾くのが早くしかもしっかりと乾かせるので、頭皮のトラブルを防ぐことができます。
もしもご自分の持っているドライヤーに付属品として付いていない場合はどのドライヤーにでも対応しているタイプのものを購入されることをおすすめします。
※ドライヤーの吹き出し口と合わない物を購入しないように注意!
また、ディフューザーノズルはプラスチック製だとお手持ちのドライヤーに合わない可能性があるので、布製のドライヤーサイズを選ばないタイプを選んだ方が良いでしょう。
ここまで紹介した二つの方法を組み合わせて、自然乾燥でも頭皮トラブルが起きないように活かしていただけると嬉しいです。