一般的にはあまり知られていない、リンスとコンディショナーとトリートメントの違いが分かりますか?
リンス・コンディショナー・トリートメントの効果や正しい使い方を比較しながら、用途の違いを詳しく解説します!
美容師をしていると、リンスとコンディショナーとトリートメントの違いをお客様に聞かれるのですが、簡単に説明すると、リンスやコンディショナーは髪の表面を覆うコーティングの役割、トリートメントは、髪内側に栄養を与えて補修する効果があります。
リンスの効果と使い方!
髪表面の保護と静電気防止効果
リンスには髪の内部を補修する効果はありません。髪の表面を油膜で保護してキューティクルを外部の刺激や静電気から守ったり、キューティクルをコーティングすることで髪の内部のタンパク質が流出するのを防ぐ事が出来ます。
使用感:サラサラ
リンスの使い方
シャンプーをよくすすいだ後に、毛先を中心に付けます。根元や頭皮に付いてしまうとボリュームが出づらくなったり、毛穴や地肌への悪影響が考えられるので毛先や中間部分にのみ付けるように心がけて下さい。
特に内部に浸透する物ではないので、時間をおかずに洗いながしも大丈夫です。
コンディショナーの効果と使い方!
リンスとコンディショナーは同じモノ
コンディショナーとリンスは基本的に同じ物ですがメーカーによって呼び方が異なります。同じメーカーの同じラインでコンディショナーとリンスの両方をラインナップしていることも(稀に)ありますが、その場合はリンスよりもコンディショナーの方がコーティング力が強い傾向にあります。
さっぱり感を出したい方はリンス
しっとり感を出したい方はコンディショナー
の様な使い分けが有効です。
トリートメントの効果と使い方!
トリートメントは内部に栄養を補給する、内部補修効果
トリートメントは、髪の内側のコルテックスと呼ばれる部分に栄養を与えて補修する効果があります。髪の毛はタンパク質で出来ているのでトリートメントにも髪タンパク質と似た成分が配合されている事も多く、大豆や小麦から作られたタンパク質が使われる事もあります。
油分が主なリンスやコンディショナーに比べて製造にコストがかかるため、トリートメントの方が販売価格が高い傾向にあります。
使用感:しっとり
トリートメントの使い方
基本的な使い方はリンスやコンディショナーと同じですが、髪の内部に浸透させたいので2〜3分ほど時間をおいてコームで梳かすとさらに効果的です。
乾燥するシーズンで、静電気が気になる時はトリートメントとリンスを併用するのもオススメの使用方法です!
まとめ
効果や使い方は、
リンス・コンディショナー
効果:髪表面の保護や静電気予防
使い方:主に中間、毛先に付ける・すぐに流して構わない
トリートメント
効果:髪の内部の栄養補給
使い方:主に中間、毛先に付ける・2〜3分で流す
リンス・コンディショナー・トリートメントの効果や正しい使い方を覚えて、目的に合った選び方をしてみて下さいね!
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