リタッチとは、ヘアカラーやブリーチだと根元の伸びてきた地毛(プリン)の部分だけを染める技術のことを言い、ストレートパーマや縮毛矯正では根元の伸びてきたくせ毛の部分だけを真っ直ぐにする技術のことを言います。
海外ではリタッチという言葉は通じない事もあり、国によってはタッチアップの方が一般的かもしれません。ちなみに、髪全体(根元~毛先)に施術することをフルヘッドとも言います。
また、美容室でのヘアカラー、ストレートパーマ、縮毛矯正に共するリタッチの料金、時間、難易度に関しての一般事例を下記で説明するので是非読み進めてみて下さい。
リタッチの料金
料金は髪全体(根元~毛先)に施術するのに比べ15~30%ほど割安にリタッチの料金を設定している美容室がほとんどです。
ただし、リタッチの幅が広いと料金も高額になるシステムの美容室も多いので各サロンのホームページなどで確認されることをおススメします。
リタッチにかかる時間
リタッチのみであれば時間も早いかというと、そうとも言い切れません。なぜなら、薬剤を使う施術は工程数に比例して時間がある程度決まるからです。リタッチのみでも髪全体を施術しても工程数はあまり変わらないからです。
毛先を塗る時間程度しか変わらないので、早まったとしても数分~十数分程度でしょう。
ただし、毛先が過度にダメージしている場合は毛先を塗りづらさや、根元と毛先の時間差などの関係でトータルの施術時間が読めないこともあり得ます。
リタッチの難易度
意外にもリタッチのみの方が技術難度が高い傾向があります。
理由は、根元を中間と毛先と同じ状態に合わせるのが難しい、根元だけをピンポイントで塗るのが難しいという2つの理由があるからです。
美容室でのリタッチはプロが施術するので問題ないと思いますが、市販の薬剤を使ってセルフでリタッチの施術する場合はくれぐれもご注意ください。
また、リタッチに関係する詳しい記事もいくつかあるのでぜひ下記のリンク先を参考にしてみて下さい!
リタッチのみの髪のダメージ、メリット&デメリット
リタッチのみのメリット
リタッチのみの場合は、毛先に薬剤をつけないので髪のダメージをおさえることができます。
ヘアカラーや縮毛矯正は数回に一回のペースでリタッチを挟んで、毛先の負担を減らすと良いかもしれません。
リタッチのみのデメリット
矛盾しているようですが、ヘアカラーも縮毛矯正もリタッチのみだと毛先がパサつく可能性があります。
パサつきの原因は、ヘアカラーでは毛先の色が抜けて黄色くなってしまいパサついてみえる。
縮毛矯正は、毛先の縮毛矯正が取れてくせが出てきてしまうことが原因です。
毎回リタッチのみにしないで、適切なタイミングで全体を施術するようにしましょう。
また、洗い流さないトリートメントでパサついてしまう毛先をケアするのも大切です。