何歳から白髪染め?オシャレ染めと白髪染めの違いは理想の染まり具合で選ぶ?

白髪の悩み・白髪染め

美容師をしていてお客様からよく聞かれる質問の一つ「もう白髪染めにしなきゃダメかしら?」「何歳からみんな白髪染めするの?」

答えは、「何歳から?と言うよりもやりたい髪色(明るさ)と、状態によって白髪染めが必要かどうかが変わります!」なので、行きつけの美容師さんに状態を見てもらって相談してください!!
と、これだけではよく意味が分からないと思うのでしっかり解説します!


白髪がしっかりと染められる順番に解説してあるので、ご自分の髪色を具体的にイメージしながら読み進めていただけると嬉しいです。

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オシャレ染めと白髪染めの違いをざっくり解説


まず本題に入る前に、知っておいていただきたのはオシャレ染めと白髪染めの違いについてです。専門的な話になってしまうと難しくなってしまうのでざっくり説明すると、染料の量が違います。

オシャレ染と白髪染めもどちらも基本的な作りは、「色を明るくする成分(脱色剤)」+「色を入れる成分(染料)」の2種類が主な成分ですが、その配合に違いがあります。


オシャレ染め:脱色剤が多く、染料が少ない明るくするのが得意、色は明るめの薬剤になればなるほど薄い(染料が少ない)


白髪染め:脱色剤が少なく、染料が多い明るくするのは苦手、色は暗めの薬剤になればなるほど濃い(染料が多い)


つまり、白髪は色が元々無い状態なので脱色する力はそこまで必要ではありません。逆に言うと、色が元々無い状態なので染料が多く配合されていないとしっかり染まりません。

まずはこのことを頭に入れてから続きを読んでいただくと理解がしやすいと思います。

白髪をしっかり染めたいなら明るめのカラーは難しい


上記したカラー剤の構造上、白髪がまったく目立たないほどしっかりと染めたいのであればあまり明るいカラーにはできません。
7~8レベルの明るさが白髪が染められて明るくできる限界だと言われています。※髪質によっては8レベルでは白髪が染まらないこともある

7レベルと言われてもピンとこないと思うので、わかりやすく表現すると銀行員など硬めの職業で7レベルまでは明るくしていいと指導されてる職場が多いようです。
また、すでに7レベルくらいで染めている方で一時的な白髪隠しを検討されている方は暗めのコンシーラーがおススメです。詳しくは下記の記事を参考にしてみて下さい。

白髪がボケる(なじむ)程度の染まりで良ければ少し明るくできる


白髪は染めたいけど明るめ(8~9レベル、一般的に言われる茶髪くらいの明るさ)がいい方は白髪染めとオシャレ染めをミックスして染める方法があります。

なので、美容室では白髪染め、オシャレ染めと境界線がはっきり分かれているわけではなく、白髪も染められる薬剤と明るくできる薬剤をお客様に合わせて調合すると言った方が正しいかもしれません。


ただし、明るめのカラー剤では白髪は完全には染まりきらないので要注意です。また、染まりが薄い(明るい)ほど色が抜けるのも早いのでそちらも併せてご注意ください。
※美容室では白髪染めとオシャレ染めを混ぜるのは一般的ですが、それは薬剤知識があるからこそ出来ることです。市販品でセルフカラーの場合は混ぜるのはやめましょう。

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すごく明るくすれば白髪は目立ちづらい


思い切り明るい髪色(11~14レベル、金髪に近いような状態)は白髪と馴染むので白髪が目立ちません。
ただし白髪も全く染まらないと考えておいた方がよいでしょう。また、染料の量も少ないので色落ちも早く、状態によっては黄色みが出てくるのが気になりやすいかもしれません。

ハイライト(メッシュ)で白髪をごまかす方法もある


ハイライトという言葉を聞いたことがありますか?メッシュという言い方をした方がなじみがある方も多いかもしれませんね。
ハイライトは明るい色をスジ状に入れるので白髪を目立たせなくする効果が期待できます。ただし、ハイライトはブリーチ剤を使用するので注意が必要です。


ブリーチと普通のヘアカラーには大きな違いがあるので、詳しくは下記の記事が参考になるかと思います。是非参考にしてみて下さい。


また、選ぶ髪型によっては白髪を目立たなくさせる効果が期待できます。下記の記事に詳しく書いてあるのでそちらも併せてご覧ください!

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