せっかく髪を切るならヘアカットが上手な美容室を見つけたいですよね?そこで美容師として一つの仮説を立ててみました!
それは「ヘアドネーションに協力的な美容室はカットが上手い確率が’高いのではないか?」というものです!
なぜなら、ロングからバッサリ切る機会が多いからです。この仮説の中身を解説するので美容室を探す参考にしてみて下さい!
「ショートヘアが上手な美容師はカットが上手」は半分正解
ショートヘアが上手な美容師さんはカットが上手だと巷で言われますが、それは間違ってはいません。
ですがショートヘアからショートヘアにカットするのは、実はそこまで難しくありません。
・ショート→ショートよりロング→ショートにバッサリ切る方が難しい
もちろん元々ショートヘアを、さらにショートヘアへ切り直すのも頭の骨格を考えたり、髪の毛の流れ、癖なども見極めなければいけないので、決して難易度は低くはありません。
ですが、ロングヘアからバッサリ切るのに比べると難易度は下がります。
・ロングヘアからバッサリ切るのは最も難易度が高い
ロングからバッサリ切ると髪の毛自体の重さで収まっていたクセが出たり、襟足(えりあし)が浮いてしまうなどの思いもよらないトラブルが起きる可能性があります。
そんなトラブルを事前に回避出来るかどうかも美容師さんの腕と経験次第です。
つまり、バッサリカットするのが大前提のヘアドネーションカットは必然的に難易度が上がると考えられます。
また、余談ですが、「バッサリカットしてくせ毛になった!」と主張される方が多いのも上記のことが原因です。詳しくは下記の記事をご覧ください。
ヘアドネーションに協力的な美容室はカットの勉強をしっかりしている可能性が高い
ヘアドネーションはどの団体に寄付するにしてもバッサリ切るという大前提は変わりません。
つまり、ヘアドネーションに協力的な美容室や美容師さんは難易度の高い施術に挑戦しているとも言えるかもしれません。
もちろん挑戦する気持ちだけでは上手にカットすることはできないので、ヘアドネーションに協力的な美容室はそれ相応のヘアカットの勉強をしている可能性が高いでしょう。
ちなみにここまで読んでみて、ヘアドネーションってそもそも何と思っている方は下記の記事で詳しく説明しているので、参考にしてみてください
・経験値が高いのでバッサリ切ることに慣れている
通常美容師をしていても、ロングヘアをばっさりショートにカットする機会なんてそう頻繁にはありません。
もちろん美容師さんによって違うとは思いますが、多くても月に数回あるかないかでしょう。
上記した通りばっさりカットして上手かどうかは、ばっさり切ることへの経験値にも比例するので、ヘアドネーションに協力的な美容室や美容師さんはショートカットにも慣れている可能性が高いと思われます。
・ヘアカットに自信がないとバッサリ切るのは怖い
美容師である筆者も駆け出しの頃はバッサリ切るのは怖かったです。
ロングヘアをショートにバッサリ切るのは難易度が高いだけではなく髪の量をすいたり質感を調節しなければいけないので、通常のヘアカットより圧倒的に工程が増えます。
ヘアカットの技術が上手いのと気に入るかどうかはは別の話
いくらヘアカットの技術が優れていても、ヘアデザインを気にいらなければ台無しです。
美容師さんの技術が上手いかどうかと、ヘアデザインのセンスがあなたと合うかどうかは分けて考える必要があります。
・ホームページなどでヘアデザインも事前にチェック
ホームページやSNSなど、美容室が得意とするヘアデザインを知る手段はたくさんあります。
『バッサリカットするのが上手な美容師さんはヘアカットが上手』という説は間違えてはいないと思いますが、ヘアドネーションをやっているからという理由だけで美容室を選ばずにしっかりと事前にデザイン面もチェックしておきましょう。
あなたが上手な美容師さんを見つけられることを願っています。