チョップカットと言う言葉を聞いたことありますか?
美容師さんは常識的に使うカット技法「チョップカット」ですが一般にはあまり詳しく知られていないようです。
今回はそんなチョップカットについて注意点なども合わせて詳しく解説します。
「チョップカット」とは?
チョップカットとは髪の毛をカットする際の技法の名前です。
具体的には、毛先に縦にハサミを入れることで長短をつけるテクニックです。
またチョップカットの対義語としてバツンとラインを出す「ブラントカット」と言うものがあります。
チョップカットで得られる効果
チョップカットの技法を使ってカットすることで得られる効果には、毛先の質感を柔らかくすることができる、毛先に動きが出せる、毛先をジグザグにすることができる、の3つがあります。
また、チョップカットを深く入れるとジグザグ感が強くなり、チョップカットを浅めに入れると毛先が重めになります。
美容師さんはヘアスタイルや、仕上げたい質感によって浅め、深めを使い分けてコントロールしています。
チョップカットの2つの注意点
チョップカットの注意点1:少し短くなる
チョップカットは基本的に毛先に入れるのでチョップカップをすればするほど短くなります(短く見えます)
カットの途中で「少し長いかな?」と思っていてもチョップカットが終わるとちょうどいい長さになっていることもあります。
美容師さんはその辺も計算しながらカットしています。
不安な場合は「仕上がりはもう少し短くなりますか?」などと確認してみると良いかもしれません。
チョップカットの注意点2:ヘアスタイルの名前ではなくカット技法の名前
たまに「チョップカットにしてください」みたいなオーダーをいただくことがあるのですが、あくまでも技法の名前であって、ヘアスタイルの名前ではないので担当の美容師さんを混乱を避けるためにも注意してオーダーしてください。
チョップカットを入れるタイミングは美容師さんやヘアスタイルによって違う
髪の毛のカットは大きく分けて、ベースカット、毛量調整、質感調整の3つに分けられます。
美容師さんやヘアスタイルによってどのタイミングでチョップカットを入れるかは変わってきます。
1、ベースカット(最初)からチョップカット
2、ベースカット(ブラントカット)が終わってからチョップカット
3、微調整のみチョップカット
大きく分けると上記のように3つのパターンでチョップカットをヘアスタイルごとに使い分けています。
チョップカットが向いている髪型
チョップカットはロングヘアでもショートヘアでも男性のヘアスタイルでも使うことが多い技法です。
毛先が不揃いになって柔らかさが出しやすいので、柔らかい雰囲気を出したい方に向いています。
逆に、「切りっぱなしボブ」のような毛先にラインを出すようなヘアスタイルにはあまり向いていません。